For フルーツバスケット：ボヒゃま！（仮）：SSブログ

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神姫が……神姫が出来た！！｜グラサン買ったぜ！ブログトップ

For フルーツバスケット　[その他] [編集]

とてもうれしかったよ　君が笑いかけてた
すべてを溶かす微笑みで

春はまだ遠くて　つめたい土の中で
芽吹く瞬間(とき)を待ってたんだ

たとえば苦しい今日だとしても
昨日の傷を残していても
信じたい　心ほどいてゆけると

生まれ変わることはできないよ
だけど変わってはいけるから
Let's stay together　いつも

僕だけに笑って　その指で　ねえ触って
望みばかりが果てしなく

やさしくしたいよ　もう悔やまぬように
嘆きの海も越えていこう

たとえ苦しい今日だとしても
いつかあたたかな想い出になる
心ごとすべてなげだせたなら

ここに生きてる意味がわかるよ
生まれおちた歓びを知る
Let's stay together　いつも

たとえば苦しい今日だとしても
いつかあたたかな想い出になる
心ごとすべてなげだせたなら

ここに生きてる意味がわかるよ
生まれおちた歓びを知る
Let's stay together　いつも

6年以上一緒に歩んできた期間はあまりにも長くて……

ボクの中ではそれはいつの日も当然のようにそこにあって……

当然明日も続くものだと信じて疑わないのに……

終わってしまいましたね、フルーツバスケットと言う物語が。
ボクの総てのきっかけがここにあると言っていい作品です。
この作品があったから数騎さんと仲良くなれました。
そのおかげで僕は今ブログを書けています。

出会ったのは本当に偶然。
たまたまテレビ欄を見たら新番組が始まるからとチャンネルを回しただけでした。
と言っても、原作を買ったのは相当後になってから。
それでも6年間と言う長い間を一緒に歩けたのは幸せです、もちろんこれからもずっと。

思えばボクが付き合ってきた作品の中で一番長く一緒にいた作品です。
それ故にもう、悲しいとか寂しいとかいう感情は超越している気がします。
夾も由紀も透も、みんなの幸せを心から願っています。

以前高屋先生(原作者)が「本当に描きたい『フルーツバスケット』今のドロドロした物の先にある物」と言っていたと思います。
つまりこの最終巻が真の『フルーツバスケット』です。
この最終巻は見事にその役割を全うしたと思います、ボク自身は。
総ての誤解が解けたわけではないし、全員が最高に幸せなわけでもないけれど。
それでもそれら総てを抱きしめたのが『フルーツバスケット』だと思うのです。

本当に考えさせられることは山ほどありました。
自分の役割は何か・自分を好きになるにはどうすればいいのか・誰かを愛するとはどういう事か………
もしかしたら答えなんて無いのかも知れない。
でも、答えを探してもがく事は決して無駄じゃない。
そういうことを教えてくれた作品です。

そして忘れてはならないのは故・岡崎律子さん。
彼女に出会ったのもこの作品を通してでした。
最初に載せた『For　フルーツバスケット』の歌詞を見ていると岡崎さんはこの作品がどういう道をたどるのかを知っていたんじゃないかと思ってしまいます。
それほどまでにこの二つの世界観がマッチしていました。
この歌、某ラジオの年末ベスト10では毎年3位以内にいるような名曲です。
岡崎さんがいたからこそフル場の世界観を美しく飾ることができた、そう思ってます。

最終巻ではメインキャラが全員遠くへ旅立ってしまいます。
これはやはり4月に引越しを控えたボクとしてもどこか考えさせられますね。
上手くは言えませんが、どこか物思いにふけってしまいます。

話したいことはまだまだあるのですがここでは語れないでしょうし語る気もありません。
ボクの胸の内に閉じ込めておくつもりです。
恐らくこの作品を愛した総ての人が何かしらの思いを胸に秘めていると思います。
だからこそ大切にしたい、一人一人の想いを。
これ以上想いを強要したくはありません。
この記事で一人でも、今からでもこの作品を愛してくれるきっかけになれば。

ありがとう。