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長門SS第三話 [ハルヒSS]

 

前回のあらすじ:ハルヒがワケの解らんチラシを持ってきやがった

しかし誰だ、こんなイベントを考えた挙句ハルヒの目の付く所にこんな目立つポスターを貼ったヤツは
とりあえず、よほどこの世界の行く末に興味が無いヤツなのは確実だな
まぁいい、一応聞きたくは無いが訊いてやろう、どうするつもりだ?

「決まってるじゃない、優勝を掻っ攫ってくるのよ!」

どうやらコイツのボキャブラリーには『参加する事に意義がある』と言う言葉はひとかけらも無いらしい
まぁ、こいつの頭の中の引き出しを荒らそうものならパンドラの箱をも遥かに凌駕するワケの解らないアレやコレが大量に放出し、さらにタチの悪い事に最後に希望が残っているなどという可能性は塵一つもありはしないのであえてスルーするのさ
よって俺はコイツの脳内に家宅捜索礼状を申請する事など永遠に無いだろう、触らぬハルヒに祟りなしってヤツだ
予想通りの回答を言い放ってくれたハルヒに向かって古泉が続く

「真にいい考えではないでしょうか」

だまれ、そこのイエスマン
頷くだけなら首の壊れた人形にも出来るぞ
そんな事よりさっきからこのポスターに小さく書かれている一言に俺はイヤな予感を抱いていた

 『参加人数:1チーム三人まで』

つまりアレか?
俺の目の前でイマイチ書いてある内容が解らず目を白黒させている朝比奈さんと、文字通り穴が開くほど凝視している長門も巻き込む気か?

「モチのロンよ! いい? コレは団長命令よ! 絶対に優勝してやるんだからねっ!!」

今更ながらに思ったのだが、コイツは何でここまで執念を燃やしているんだ
チラシを見る限り豪華優勝景品やしょぼいトロフィー、ましてハワイ旅行どころか温泉旅行ペア宿泊券すらない
そんな時、俺の脳裏に一瞬のデジャヴが走った
言わずもがな、あのインチキ野球大会だ

「こーゆー人たちの情報網はスゴイのよねー。だからここで優勝すれば一躍SOS団の名前が世に広まるって算段よ!」

とうとう萌え市場まで傘下に治める気だ、コイツ


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